愛車紹介④ エンジン
今回は心臓部であるエンジンN55B30Aについて。
BMWのシルキー6と言われる直列6気筒2979ccでシングルターボ。
M235iだけでなく、335、435、535、640、X3.4.5 35iにも幅広く導入されているN55B30A。
M235i仕様では馬力326ps/5800rpm、トルク45.9kgm/1300-4500rpm。
燃費はJC08モードでATが12.5km/l、MTで12.0km/l。
高速巡航エコモードで、ダルで走ればmax14.1km/lまで行けました。
ブースト圧は0.7bar程度。
0-100km/hがATで4.8秒。
一言で素晴らしいエンジンと思います。
トルクバンドの広さ故、1-3千回転の日常使いの近所走りですら気持ち良く、週末の高速で3千以上を回せば絶頂すら感じられるフィールです。
特に3000から5800へのピークパワーへ上がっていくその高揚感たるや、エキゾーストの音含めハンパないものです。
シートに押し付けられる加速感、そしてアクセルペダルから感じられるパワーフィール、ここがとにもかくにも買う決め手にもなった箇所です。
ピストン、クランクシャフト、エンジンの動きを感じながら回転数、速度を上げていくそのフィール。
SUBARU S4や日産V37スカイラインにいかなかった最大の理由。
とにかくエンジンの存在感がいつも一番に感じられる。
このエンジンがあって、M235iという車が成り立ってると思える存在です。
もちろんスピードののりも半端なく、追い越し時の80km以上からもう一段継ぎ足しの加速は、ギアを1速落とせばすいすいレベル。
逆に2速落とせば飛び出すほどの加速力。
高速でまず煽られる心配はないです笑
ブースト圧も高すぎずなので、ターボラグなんていうものもあまり感じない、NA的に出だしからスムーズで、ガツンとパワーが突然上がることもなく、かつターボの高出力ないいとこ取りな特性に感じます。
AMGなどに比べると、ブースト圧が低く、2lエンジンよりもパワーが低いのはややシャクですが。。。
ただ人間の慣れとは恐ろしいもので、サーキットはわからないですが、高速道路程度ですと、326ps以上でもついていけるなという印象です。
一般道ではもちろん持て余すパワーという印象な訳ですが、高速道路では500馬力くらいまではそれなりの方であれば運転できるのではと。
もちろんTCSなどの装備が付いている現代車だからこそ思う部分なのでしょうが。
ただ、スタッドレスなど足回りのパフォーマンスが下がるとバランスは崩れベタ踏み3000オーバーするとドライな平面でも後輪スリップ、TCS介入。
湾岸ミッドナイトのR200クラブ、33R黒木のセリフ
「車はまっすぐ走らない、その領域で真っすぐ走る車は、世界中ドコにもないんだ」
を思いだします笑
速度域と意味合いはずれてますが笑
とにもかくにも手に余りすぎず、余らなすぎず、非常に面白く、かつ実用的なN55B30Aエンジン。
ダウンサイジングやEV化、ハイブリッド化の中失われていくエンジンでしょうが、無くなる前に出会えとても良かったと思える珠玉のものだと感じます。
結局今回もとりとめのない文章となってしまいましたが、少しでも魅力が伝わっいたら嬉しいです。
次回は順序変になりましたが内装について書いて参ります。
最後まで拙い文章を読んでいただき、ありがとうございました。